測定機 MFJ-259B

MFJ ENTERPRISES,INC.
300 Industrial Park Road
Starkville,MS 39759 USA
Tel:601-323-5859 Fax:601-323-6551
e-maile:teckinfo@mfjenterprises.com

入 手 方 法

 この測定機は1998年9月に手に入れました、当時円安で少し割高の物を購入しましたが現在では(99/1)、40,000円以下で手に入れることが出来ます。
 米国から直接輸入した方が安いのですが、英語の下手な私は何か有った時うまく交渉が出来ませんので日本の商社から購入しました。
 国内の業者だと簡単に文句も言えますし、何しろ英文の説明書では理解力の無い私は解読にえらく時間が掛かりBFです。
 その点日本語にマニアルが翻訳されてるものが付いて来て、こちらとしては「如何使うのか!」に全力が注げます、まあ「無駄な(?)エネルギーを消費しないだけの費用が値段に入っている」と思っています。
 日本では 日本通信エレクトロニック(株)、T.ZONE、RFインクワイアリー等数社で販売されている。

使い道は一杯!

 同社の説明書にはあれこれ「これでもかー」と言う感じで色々な使い方が出ている、ちょっと見ると「なんてすごい測定機なんだー!」と思いますが、結局使うのはアンテナのマッチングを取るのにSWRの測定が基本で他にプラスαが付いている程度になると思います。
 もちろん人によっては送信機のネットワークの調整だけとか、周波数の測定だけとか使い方は分かれますが、アマチュア無線の方ではアンテナの調整が主かと思います。

[使用例 /こんなに使いこなせないよー! (^_^;)]
項 目測 定
アンテナSWR、インピーダンス、リアクタンス、レジスタンス、共振周波数、バンド幅
アンテナチューナーSWR、バンド幅、周波数
アンプ入出力のマッチング、チョーク、トラップ、部品
同軸ケーブルSWR、長さ、速度係数、概略のQ/ロス、共振周波数、インピーダンス
フイルターSWR、減衰量、周波数範囲
マッチング/チューニングスターブSWR、概略のQ、共振周波数、バンド幅、インピーダンス
トラップ共振周波数、概略のQ
同調回路共振周波数、概略のQ
スモールキャパシターC、自己共振周波数
RFチョーク自己共振周波数、直列共振
送信、受信機周波数

本体の構成

MFJ-259Bの写真

 同社では「MFJ-259B SWRアナライザー」と呼んでいます。  内臓バッテリー(乾電池単3型10本)、外部電源(11-16V MAX=150mA)で動作し内部は次の4つに分かれています。

周波数カウンター
入力はBNC端子が別に有り、以前のMFJ-259がTTLレベルだったから少し感度が上がってる。

ハード面


画面スタート

パソコンを使っているので立ち上げに3つの画面が順次出て来てスタートする。

メインモード

 ボタンを押すとその度に次の5つのモードに切り替わる。

アドバンス オペーレーション(mode)

GATEボタンとMODEボタンを同じに押して数秒すると"ADVANCED"と出て変わる。
このモードを利用するにはアンテナに対してかなりの知識を必要とする。


簡単な使い方

▲ダイポール・アンテナの場合

  1. 平衡型アンテナですからバランが必要です、コネクターを通してアナライザーに接続する。
  2. 発信器の周波数を予定周波数の前後でスイープさせる。
  3. アナログSWRメーターを見て表示が凹んだ点(リアクタンスがゼロ)を探す、ここが共振周波数で有る。
  4. もし、希望周波数より低い場合はアンテナが長いので全体を少し短くする。
  5. ダイポールアンテナのRは普通73Ωになるのだが、設置の高さで大幅に変わるのでSWR1.5以下になれば完成だ。
  6. 更にSWRを下げるには別の方法が必要、例えばVダイポールのようにしてインピーダンスを下げる等の処置が必要。

▲1/4波長GPアンテナの場合

  1. アンテナをコネクターを通してアナライザーに接続する。
  2. 発信器の周波数を予定周波数の前後でスイープさせる。
  3. アナログSWRメーターを見て表示が凹んだ点(リアクタンスがゼロ)を探す、ここが共振周波数で有る。
  4. もし、希望周波数より低い場合はアンテナが長いので全体を少し短くする。
  5. 1/4波長GPアンテナのRは普通約37Ωになる、SWRは1.5以下になれば調整完了だ。
  6. 更にSWRを下げるにはRを上げる必要が有る、例えばヘアピン(L)を付けてインピーダンスを上げる等の処置が必要。
参考資料

[メニューへ(Menu)](To Antenna menu)

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