Alkaline Battery Charger [2]

アルカリ乾電池の充電 A


 ここしばらく(1年以上)、アルカリ乾電池の充電をやっていました。結論として個人的に充電して使うには面白く可能ですが、素人の方にはお奨め出来ません。
 というのは、電池メーカーのほとんどすべてが「アルカリ乾電池は充電しないように!」の記載が見られます。
 それは中の電解液がもれ、深刻なダメージ受ける可能性が大きいからです。

電池Box

多少の不安はあるが、充電は可能!

 自己責任で充電する分は構わないはずです。手持ちの電子辞書で使えなくなり、「電池交換」のサインが出た物を出して充電して何度が使いました。
 また、手元のポケットラジオなどに使い回しをしました。結果は充電しても「まあまあ使えた」が印象です。

 ところが、時折起こる電池のパンク(電解液のもれ)は結構ダメージが多く、特に電池Boxが腐食し接触不要を起こす事です。これには参りました。
 たいてい、使われているバネが「さび」てその都度磨いていますが、これって結構面倒です。
 「充電による節約よりも、ラジオなどのセットがダメになる」方が気になります。
 それなら充電出来る電池を購入し、それを充電しながら使う方がまだましです。これで、電池劣化に因るダメージは極端に減ります。
 それに電池代も知れてますので(2本で500円を切る程度ですから、1000回充電出来れば1回0.5円の計算です)今後は「充電式の物を購入する」ようにしたいです。

 最近のカタログにはNI-MH電池は1000回から1500回充電とあって、そんなに使わなくてもかなり安価に使えます。また、自己放電の極めて少ない物が現れ、時計などに使われている「マンガン電池」の代わりにも使える様になりました(値段もあまり変わらない)。
 各メーカーは競争ですから、メーカー間の格差も大差ないと思います。ここ数年でかなり進歩しています。


教 訓

 乾電池の充電は出来る物の、次に示すようなデメリットがあるのを理解して実験して下さい

電池Box

A.どうも単3型(アルカリ)の乾電池は充電してもなぜかパンクをし易い!単4電池はその点劣化は少なく5-10回程度は充電が可能。
B.パンクをしないという保証は無く、逆に電池は「パンクは何時してもおかしくない」と思うことです。
C.電池電圧はアルカリ電池なのに「1.5Vまで充電出来ない」電圧が下がって、安定するとせいぜい1.2Vという所、1.5V以上充電しても直ぐ電圧は落ちてしまう。
D.パンク(電解液が漏れる)をしたら、直ぐ掃除をする。出来れば水を使って充分アルカリ成分をふき取る必要がある。この時手などに付かないようにする。
E.パンクをそのままにしておくと「錆びる」、一度錆びると元に戻らない。大体電池Boxのバネが腐食する、ヤスリでこすっても綺麗にならない。
F.電池Boxは特殊な物が多く、素人では交換不能とやっかい。
G.充電後直ぐ使わず、2-3日様子を見て「パンクしてないかを確認する」と良い(机の上に出しておく)。

 上の写真は接点が腐り磨いてどうにか使っている、下の写真はまあまあか!
 セットの電池のバネを見ると、充電した物は使いたくなくなります。専用電池も安いのでそれを使うべきでしょう。最近TVなどを購入するとエコポイントが付くし、充電式の物はそれからさらに安く買えます(2010/9/18)。

(2010/8/29)

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