Alkaline Battery Charger

アルカリ乾電池の充電

   その後@充電しながら使う(6/10)  その後A放電実験(2009/7/3)  その後B(2009/8/3)  その後C(2009/10/14)


 ここの所アルカリ電池の充電をやっていました。結論として個人的にかってに充電して使うには面白いと思います。でも、素人の人にはお奨め出来ません。
 電池メーカーはほとんどすべて「アルカリ乾電池は充電しないように!」の記載が電池に見られます。
充電の文字  従って「充電出来る」事は認めている証拠です。でも「電池が売れなくなる」という販売戦略の他に、場合によって「電池がパンクして中から電解液が出る無などを恐れている」のだろうと思われます。
 アルカリ液が出て大きい事故が起きると困ると思います。もし液が手等に付くと、皮膚がただれたり着物がボロボロになるので、責任を追及されるのを避ける為かも知れません。

多少の不安はあるが、充電は可能です!

 自己責任で充電する分は構わない筈です、そこで手持ちの電子辞書で使えなくなった単4電池ですが、「電池交換」のサインが出て捨てようとした物を使って充電したところ、しばらく動きました。
 今は何度と無く充電を繰り返し、ラジオなどに使い回しをしています。

 だめで元々、初め1.1V程だった電圧が充電すると1.35-1.4Vと上がって来ました。順に上がって来ましたが1.5Vまでは回復しませんが、まあそれなりに使え満足しています。
 充電の時1.6Vまで上がるのですが、翌日調べると1.4V程度になっています、古いので仕方ありませんが、それでも色々なセットに使えます。

 私は単4電池を音楽プレヤーに使っていますが、普通の電池(NI-CdやNI-MH)では1時間以上使えますが、復活電池では30-40分しか使えません。
 こうゆう物だと割り切ればこれも結構使えます。元々電池が無くなり、捨てる電池だったのです、これが使えるわけで今になると捨てるのがもったいない感じを持ちました。

更に、古い電池は・・・!

 まだゴミとして出してなかった古電池を出して来て、復活出来るか試してみました。

充電の実験中


 これらの実験はアルカリ電池だけでマンガン電池は調べておりません。

 また、アルカリ電池でもローエンドの100円で4本の電池とハイエンドの2本400円のアルカリ電池では当然性能も違って、本来実験も分けるべきですが混ざって見分けが付きません。
 従って、高価なものは余り買わなかったので特売品が多いと思います。追試をされる場合同じ結果にならないかも知れませんが、その辺を理解して試して下さい。

実験の方法

 電池は発熱すると中から電解液が出てしまうので、これは絶対に避けなければなりません。控えめの充電が肝心です。
 参考にしたのは、ニッカド電池・ニッケル水素電池の充電方法です。電池は1/10Cで充電する事をメーカーは推奨しています。
 公表電流の1/10で充電する事です、[1000mAh]とあれば100mAで15時間程度充電します。10時間以上掛るのは充電にエネルギーを使うためでしょう。

 アルカリ電池も表示があれば分りやすいのですが、ほとんど記載がありません。そこで勝手に「ニッカド電池」より少し低いだろうと思い、充電電流を単4電池の場合20mAとして充電の実験をしました。
 根拠はありません、試している内にこの辺が適当だろうときめたものです。でもこれで10回以上充電し、それなりに電池は使えます。
 初めは捨てる電池だったのです。これがしばらく使えるので「エコに役立っている」と思っています。


何度も実験して

 太陽電池と組み合わせるとエコ電池システムとして、地球に優しく生活が出来ます。ゴミが減るのもメリットです。
 電池を使うおもちゃとか、電化製品もたくさんあって各家庭もアルカリ電池は結構溜まる、我が家では半年に一度くらい市のゴミ収集に出して処分しています。

充電のポイント

 発熱が恐いので「急がない」事が重要です。
 一応1.6V位を目標にし、この辺まで達したら停止させる。これでも1日過ぎると結構電圧は下がってしまう、1.4Vなど。
 古い電池は何度も充電・放電を繰り返すと復活し、活性化される傾向がある。充電電流は単4で20mAとしたが、多くすると内部でガスを抑えるのが間に合わなくなるのか、動作が少しへん!
 ニッカド電池に有った「メモリー効果」は不明ですが、あまり感じられない。

 何れにしても、確たる証拠も無く実験を進めた結果です。どこかのHPに記載があるのかは不明、メーカーは十分な情報があるのだろうと思いますが、公開はしていない。
 今回はこの程度にして、また気が付いた点は追試をしポートをすることにする。まだまだ不十分でこれからも実験は続きます。

2009/3/14 菊地

その後@充電しながら使っています。

 充電してラジオ・音楽プレヤーに何度も使って、古電池もがんばっています(ありがとう!)。
 この調子だと100回ぐらい可能かも知れません。詳しくメモしてないので分りませんが、とにかく1.2V程度まで電圧が下がった所で使えなくなりその度に再度充電しています。何日かすぎても1.4Vとか1.32Vまで下がって、これを使うと又しばらく使えます。
 新品と競争させるのは可愛そうですがそれなりに充電(補充)して使えます、お試し下さい。

 今は、使って動かなくなったら充電を繰り返しています。単4電池は20mAで目安1.57Vぐらい充電し、時間は約半日です。これで保管しています。
 一度、単3電池2本を直列にして充電したら、片方の古過ぎる電池が1.8Vぐらいまで上がっていまして、その時は気が付かなかったのですが、そのままにして置いたら中から電解液が出てパンクしていました。
 どうも1本ずつ充電した方が良さそうです。

(2009/6/10)

アルカリ乾電池の放電実験
時間(分) 電圧 時間(分) 電圧
0 1.408V 10 1.261V
1 1.306 20 1.240
2 1.295 30 1.226
3 1.288 40 1.217
4 1.283 50 1.210
5 1.278 60 1.204
6 1.274 70 1.199
7 1.270    
8 1.266    
9 1.263    

その後 A

 放電の実験をしました、DATAロガは作って無いのでその内作りたいです。という事で手動と紙メモで調べました。

 だいたい次の手順です
 平均電圧1.3Vほどで、負荷抵抗33Ωですから約38mA電流を流しています。
 ラジオを軽く作動させると20〜30mAほどですからまあ実用的な使い方でしょうか。

 充電は1.58Vに達するまで充電をし、ほぼ1日そのままにしたら1.4Vまで下がっていました。ここからの実験です、付加をかけテスターで電圧を読むという単純作業です。

 表のように始めの1分間で急に電圧が下がり、後はゆっくり下がって行きました。
 1.2Vを切るまで、約1時間程度使えました。ラジオで休み休み使うのでしたら、2時間以上使える感じです。

 1.3から1.2Vという電圧はニッカド電池やニッケル水素電池の電圧と変わりません。アルカリ乾電池って充電式電池と思えば1.5Vから1.3V近くまで下がっていますが、それなりに使えるというのが実感です。
 しつこいようですが、この電池一度捨てようと思った電池です。充電効率は悪いのですが使い方を工夫すれば使えます。

(2009/7/3)

その後 B

 最近充電器を作って、充電していますが、一つ中から電解液が出て来てしまいました。もしかして充電電流が多いのかも知れません。
 念のため、充電電流を単4の場合、20mA(150ohm)から16mA(220ohm)にしています。

 ガスでも出るのでしょうか。液漏れを知らずに使うと電池Box内がべとべとになるし、ばねなどが何故かさびる!
 充電したら液漏れがないかチェックしてから使うと良いでしょう。

(2009/8/3)


その後 C

 何回か実験していますが、どうも充電した電池はラジオのように一度に使う電流が少ないような負荷の物に使わないと、加熱してガスが発生し、周辺へ出て金属部分を腐食させます。
 この場合、バネなどが一度腐食してしまう、メッキが剥がれ修復不能になり、極端にダメージを受けます。

 最近電球を点灯をさせるような、重負荷には出来るだけ使わないようにすると、問題なく充電や放電をさせて使えます。
 
大電流の放電をさせたい場合は、ニッカド・ニッケル水素電池を使うべきで、私たちが充放電させる電池として使う場合、単4電池で20mA前後・単3でその倍の電流が目安となりそうです。

(2009/10/14)


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