ニッカド電池の(Ni-Cd)充電[単4型-AAA]


[電池の表示]

 最近ニッカド電池(Ni-Cd)はニッケル水素電池(Ni-MH)に押され、影がすっかり薄くなりました。電流容量は少ないものの、価格も安く古くから使われ安定しています。ただ、メモリー効果があって「電池は使い切らないといけない」という約束事があり、廃棄する時は適正処理をしなくてはいけない等があります。

 それでも、中国製のニッカド電池が安価に出回り手に入ります。先日秋葉原へ行った時、バッタ品でしょうか単4型4本150円というのがあって「ダメもと」の感じで購入して来ました。
 この時は以前使っていた充電器で動くだろう、と思っていましたが何故かニッカド電池・ニッケル水素電池兼用なのに作動しません。

[ 試しに手持ちの充電器で! ]

 以前作ったニッケル水素電池の充電器では、充電々流が多いのですが「少し減らせば大丈夫だろう」と抵抗値を交換してみましたが思ったように充電しませでした、短い時間で充電完了と判断します。

 まだ電池を購入して間もないので、本来の性能が出ていないのかも知れませんがどうもダメらしいです。

 電圧を検出して判断する方式では十分ではないようです。多く見かける充電の方法は「1.2Vの20%で1.44Vになれば充電完了」です。基本的にはこれで良いはずですが、高速充電では「メーカーでも安心出来ない」ようで長時間の充電器もたくさん売られています。

[ (準)定電流充電 ]

 仕方なく定電流方式で充電させる事にしました。これって電源と単なる抵抗1本だけです。
 試しながら考えましたが素人のやる方式としては、充電をゆっくりする方式が簡単で安心です。メーカー品として売られています。

[充電の抵抗]

[ 充電方法 ]

 基本的には表示電流の1/10(0.1C)で充電し、15時間充電する。これだと発熱(温度検出の必要性)も無く簡単です。
 メーカーの資料によれば、充電は放電電流の150%の電気量が必要。また水の電気分解で正極に酸素ガスが発生し、負極でそれを吸収させているがそのバランスをさせる為、規定の充電電流量を定めている。
 また、過充電による加熱が生じるので急速充電は熱の検出も必要です。

 購入した電池は1.2Vの300mA/hという物、規定の0.1Cは30mAとなります(4.5Vの電源と100Ω)。電圧は検出しないで時間でコントロールします。問題は過充電で「適当な時間に止める」ことです。
 結構忘れて「中から液が出てしまった!」などと過去何度となくやってしまいました。充電は「夜セットして・翌朝止める」方式を当面実行し「多少の時間不足はかまわない」ことで使うことにしました。

[ 通常の使用は ]

 私の場合、携帯音楽プレーヤーに使っています。NI-MH電池に比べると実質容量は半分ぐらいです、それでも30分以上持つので普段の使用に十分な時間です。これで500回も持つのなら安い買い物かも知れません。
 但し、その分ニッケル水素電池の出番が少なくなりそうで一長一短です・・・。

 私の音楽プレーヤーは1.15Vぐらいで「電池交換」のサインが出て止まります。この後ラジオに入れ使ってから充電をするようにして、メモリー効果から逃げています。



[ 今後の課題 ]

 忘れてはダメージを受けるので、その内PICでタイマーを作って付ける予定です。太陽電池で充電し夜仕掛けて翌日の夜回収なども面白〜い、夏は暑くなり過ぎてパンクもあるかなー。

2009/1/14


[ 番外です! ]

 その後よく使われる「アルカリ電池も充電した」というのが見つかって、試してみると何とか私も充電出来ました。何度もやってないのでなんともいえません・・・。
 結果は後でレポートします。(2009/1/29)


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