先日秋月電子のヘッドフオン用のアンプ「AKI.HPA-7404」を購入し、組み立てました。
乾電池2本を使い、74HCU-7404を使ったアンプです。パワーはそれほどありません。本当にヘッドフオン用で、少し増幅しているだけです。私はラジオ用に少し使っています。
[ 組み立て ]
組み立ては基板に半田付けするだけと簡単だった。
抵抗の帯色を間違うとなかなか外せないので注意、気になるのでテスターで調べてから組み立てました。
抵抗は大きいので横に寝せるには厳しく片方だけ寝せる方式にしました。消費電流は1.5*2Vで無信号時に11mAでした。手持ちのNI-MHの2.4V系でも音は出ました。充電式電池も使えるので、エネルギー消費はあまり気になりません。
基本は基板に正確に部品を差して、はんだ付けして行くだけです。
[ 組み立てる ]
回路的には、良く知られた回路でオペアンプの代わりにデジタルICをアナログ動作をさせ増幅させている。
○部品は33K/100Kohm、10K/10Kのステップアップ式のアンプと出力保護の10ohmが各端子に付いて合成している。
○電源SWは片方だけと変則的。
○パワー不足はもう一段重ねる(パラ)と良い、とコメントが付いていました。電圧を上げると消費電流が急に増えるのでパワーアップは別の方法を考えた方がましかも。電圧を上げると、無信号時に電流が流れ過ぎてICが加熱する。
[ 使って見て ]
音質は高音が伸びてないので少し不満。オーディオ系の測定器で調べてないのですが高音はかなり抑えられている(私のが悪いのかも知れない!)。Cを入れ不帰還量をいじり「強制的に高音を増やせると良いなー」と思いました。
AMラジオは低音ばかり耳に付きますが、FM放送はまあまあで聞こえます。でも何か別のアンプが欲しくなりました。ヘッドフオンやイヤフォンを替えると音がかなり変わります。色々試して遊んでいます。まあ、安いので仕方がありませねー、840円ではこんな物でしょう。
少し行間を開けて見ました、これの方が文字は読み易いかな…。最近おじさんおばさんは眼が悪くなりましたから…、おばさんは電気なんて見てないーか!
参考 [自作のコーナーを探してみ見ました] Aさんが作った、ICを2段重ねにしているらしい。 Bさんが作った Cさんが作った、赤い弁当箱の感じ!で良さそう。 Dさんが作った Eさんが作った Fさんが作った Gさんが作った、周波数特性をみてください。って! Hさんが作った
[ パワーアップに付いて ]
少し実験をしましたので報告します。
方法は「ICを重ねる」という物が、アイデアとして一番多かったのですが、電圧を上げる事を考えました。以下A/C電源での実験で、造り直しではありませんそのまま。二電源では無く単電源です。正常動作かは不明、アマチュア的には動いています。センターは使わずプラス・マイナスを単に供給するだけです。電流は電圧を上げると急に増えますが、性能的には上がります。
理論的には電圧2倍で電流も2倍・パワーは4倍です。でも実際にはそうなりませんでした。これはIC出力の所で、負荷に抵抗10Ωがそれぞれ入っているためと思われます。
3Vの時電流は13mA 4Vの時 30mA 4.5Vの時 40mA 5Vの時 53mA 以上の様な動作になりました。5Vの時のバランスは4.98Vの時センターはこのままで2.58Vとほとんど中点です。
パワー消費は5Vで53mAですから0.26Wとなり少し発熱しています。室温30℃で約40℃でしょうか、このぐらいですと平気です。やけどをするほど加熱する場合はだめですが…。5V動作は電流を食いますが、結構音は良いみたいです。電流を気にしなければですけど。
実験はAC電源の供給ですから、ハム音が入り「ブーン」と入り気になります。電池で出来ると良いですね。
2.4/4.8Vの切り替えなんかもあるかなー(電池の消費量が異なると充電がめんどうになるなー)。
因みに動作はA級動作と思われ、音の大きさで消費電流はほとんど変化しなかった。製作 2013/9/3
[MAIN MENU へ戻る]