シグナルジェネレータ[SG-12]と超安価な基準電圧素子に(?)
以前、単に音出しをする為の[簡単SG]をブレッドボードで組み立て実験をしました。これを何時でも使える様に、基板上に組み立てました。
動作や回路図同じで基本性能は前回の物をご覧下さい、回路も同じ、動作もかなりアバウトで精度は取れていません。
[ 動作は ]
50.100.200.500.1K.2K.5K.10KHzの8つの音をSWで切り替える物です。音はデジタルで、圧電ブザーを鳴らします。
音程はSW切り替えでフィルターも入ってないのでひどい音ですが、何とか認識出来ます。
10KHxの音は、おじさんになっている私にはかなり大きくしないと聞こえません、オシロではちゃんと波形が出ているのですが・・・。
[ 超安価な基準電圧素子! ]
何に使うかはこれからにしますが、以前から試したかった「パルスを使ってLEDの点灯をさせる」をトライしてみました。
結果はパルスの波形がほとんど変わらず、でLEDは電圧リミッターとして作動していました。スピードはかなりあるようで、予想以上の動作でうれしくなりました。
やりながら「これでLEDが基準電圧素子として使える」と自身が持てそうです。
そして「コンパレータの比較電圧」とかA/D変換の「基準電圧」として使えます。[ 実験は続く ]
回路的には、単に出力に制限抵抗を付けて赤色のLEDを付けただけです。
波形を見ると立ち上がり、下がりの時間は100nS以下で簡単オシロでは良く見えません。またLEDの点灯電圧約2V程度を表示しています。という事は、リミッター動作として使えているので、PICの安価なチョイスとして幅が広がりそうです。
また1クロックで動作しているので、時間待ちも考慮せずに使えます。例えば、@SW-ON AA/D変換 BSW-OFFなど、1mSもあれば1回の測定が終了出来そうですし、電池での負荷もわずかです。
まして、次回の測定を1秒間隔などにすればほとんど待ち時間無く、且つ省エネで利用することが出来ます。先輩はそんなことは以前から知っていたかも知れませんが、私は今までに見たことが無かったのでとても新鮮に思えます。私としてはレパートリーが増えました。
[ 更に! ]
LEDの場合、発光電圧の高い青や白色等3.6V系の物の方が温度係数が小さいので使うには便利です。赤色LEDは古くから出回っており、入手には事欠きません(引き出しの中に薄暗い物がたくさんあります)、電圧も低いこともあって使いかっても良さそうです。
高精度の測定にはむかない、でしようがPICを遊びの材料として使うのであれば結構使えそうです。いかがでしょう!2010年1月4日