PIC 56:A/D変換をLEDに表示する


実験

 この表示器はFC-Lockon System(LC発振式VFOの安定化する装置)に使う為に考えました。発振周波数から誤差を検出し7-10bit(セットにより異なる)でコントロール電圧を作り、可変容量ダイオード(バリキャップ)をコントロールする。
 中心電圧(2.5V)を変えてコントロールします。本当はLCD式だと、ロック表示などスペースがあるので適当に使えるのですが、余裕の無いところでは何かが必要です。そこで後付けの物が欲しいというわけです。

 [ 動 作 ]

 A/D変換後の数値を、ここでは4個のLEDを使ってレベルを表示する物と超簡単な物です、中心部よりずれた場合「表示を出して注意を促す」というわけです。
 実際はそんなに周波数はずれません、作ったものは10分で200Hz以下の変動でたぶん表示が出るほど動かないと思います(5MHz台)。ただ周波数が高く変動するようなVFOだと気になるかも知れません。

 大まかなコントロールですが、もし周波数のロックが外れる場合「それを気が付かないのはまずいねー!という所から始まりました。

 ICは5V動作とし1KΩの電流制限抵抗で約3mA、最大点灯は2個なのでコントロールで使う電流を含めても7mA前後です。この程度なら親元から電源をもらってもたいした負担にはならないでしよう。

[ ICは12F675! ]

 A/D変換を使うのでPIC12F675を使い、1MHzで動作しています。I/Oは入力端子1個、出力が4個の計5個です。基板も穴あき基板で実験しました、本番でもこれで充分かと思います。もちろんPIC12F683でもかまいません(発振指定が必要)。

[ SOFT ] 

回路図

 ICは初期設定後、A/D変換してその値を分解してLEDを点灯させています。このままでは早過ぎるので時間を取ってループ状にしています。
A.LEDをOFF
B.入力をA/D変換する(約0.2秒)
C.600以上ならLED1を点灯
D.800以上ならLED2を点灯
E.420以下ならLED3を点灯
F.200以下ならLED4を点灯
G.0.5秒の時間待ち
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 レベル配分の値は実験してないので細かい点は不明です。今後実験をして決めたいと思います。
 基板上での実験は予定通り作動しました。全体の量も少ないのと、以前電池の充電器を作ったのプログラムが参考になったので、作ると一発で動きました(こんなのも珍しい!)。


 SOFTはここです(あまりにも簡単ですが・・・)。

先日無料で使える[alphaEDIT]というのがあったので、使ってこのページを作ってみました。少し使い方になれないのですが、何とか使えそうなHTMLのエディターです。

A/D変換値をLEDの点灯で表します。

 制作 2009/10/19


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