PIC 48:Mikro C 「LCDに負電圧を加える」


   秋月の書き込み器で何故かエラー(2009 8/3)


 LCDに負電圧を加える

 一般のLCDは5Vで動作させますが、負電圧を加えると5V以下で動作させることが出来ます。この場合電圧が下がるので消費電力の点でかなり有利です。
 負電圧の消費電流は約130μAとわずかで、実質的に消費するのはVdd-Vss間です。この電圧を下げればICの性質もあって消費電流はどんどん低下します。

 PIC16F883で実験する

 初め、以前作った物を利用するつもりでしたが、直すと戻さなければならないので新規に作ることにしました。
 PIC16F88でも良かったのですが、以前購入して使ってなかった16F883があるので急遽呼び出して使うことにしました。
 PIC16F883はピン数が多いので後々楽です、16F88で余裕の無い作り方だと後で直すのが面倒です。少しあまっている程度の方が追加も簡単に出来ます。ICの値段もほとんど変わらず(購入した時)使い方で初期設定が違う程度です。

 とりあえず組んで動作の確認をするだけです。といいながら細長いこの16F883は(28Pin)ソケットの抜き差しが結構面倒です。
 組み立ては時間が来れば出来上がる単純です。所が組み立てても動かず一瞬ドッキリ!
 結局、点検の結果「配線ミス」を発見し、付け替えると文字が出て来て「一件落着・カチカチカチ」。


 負電圧を加えると!

☆5Vの電圧で始めた実験で、負電圧は手持ちの乾電池を使いました。
☆電圧をレギュレータ電圧の3.3Vにしてみると当然文字は消えてしまいます。
 これでVo端子を外し1.5Vを加えると、文字が濃すぎる程で、見難いので少し抵抗(4.7KΩ)を入れ和らげました。これでだいぶ見易くなりました。

☆次に電圧を下げ2.5Vにすると、乾電池直接の-1.5Vで文字の色は丁度良い感じでした。

☆更に電圧を下げ1.5Vにして見ました。今度は薄くなって見えません、乾電池を2本にして4.7KΩを入れると文字が出て来ました。
 文字は出ているのですがPICはダウンしています。逆に電圧を上げて2V程度まで戻さないとPICは再スタート出来ませんでした。LCDの方は表示出来ているので、動作している様です(この電圧ではコントロール不能ですが!)。

 VddとVo間の電圧が4V程度ないと動作しないようです。これが一つの目安でしょうか。
 今回は乾電池を使いましたがDC/DCコンバータなど使うなど工夫が必要ですね、電池だとSWを付ける必要があるし、そこにエネルギーを使うとメリットがありません。
 色が濃すぎる場合、抵抗値を変更すると多少調整可能。


VddVssVoその他
5V0Vダイオードノーマル(コントラストの調整は出来ない)1S1588
Vo
3.3V0V-1.5V+4.7KΩ3端子レギュレータ使用
Vo
2.5V0V-1.5V乾電池使用そのまま(Rなし)
1.5V0V-3V+4.7KΩ乾電池2個と抵抗(直列)

 2009/MAY/22


プログラム

LCD
/*
     16F886/883    Clock=8MHz
 Last M:2009/5/20
 Config1=0x2CC4   Config2=0x3EFF
*/
void  main()
{
      TRISB=0;               //OUTput
      TRISC=0;
      OSCCON=0b01110000;     //8MHz
      ANSEL=0;               //デジタル RA0-4
      ANSELH=0;
      PORTB=0;               //PortA=input
      PORTC=0;
//                           D7,D6,D5,D4     Rs,Rw,Enable
      Lcd_Custom_Config(&PORTB,0,1,2,3,&PORTC,5,4,6);
      Lcd_Custom_Cmd(LCD_CURSOR_OFF);
      Lcd_Custom_Cmd(LCD_CLEAR);
//
      Lcd_Custom_Out(1,1,"123456");
      Lcd_Custom_Out(2,5,"JA1HWO");
//
      while (1){             //無限ループ
      }
}


Sound プログラムの実験

Sound [追加のプログラム]
Sound_Init(&PORTC,3);
while (1){
 Sound_Play(2500,200);
 Delay_ms(500);
}

 ライブラリーにSoundが出ていたので試しに動かしてみました。
 圧電ブザーを付けただけです。Softは次のものを追加しただけです。但し内部で*/を32bitで実行しているようで800Byteメモリーを食っていました。

 オシロで実測すると410μSと(2.45KHz)となりほぼ予想の信号が出ているようです。発振も多少誤差があるのでこの程度でしょう。

 簡単な、電子オルガンなどに使えるかも・・・(2009/5/24)。


何故かICに書き込むとエラー!

 Ver UPしたので移植すると、プログラムは書き込めるのだが何故か「コンフイグ」の所がエラーになる。このままプログラムを動かすと作動はする(画面は出る)。
 何処かが悪いのだ、と思うのだが不明。(2009/8/3)


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