4 BITの基準電圧 (VOLTAGE REFERENCE MODULE)
16F648Aはコンパレータの基準電圧の発生が出来ます。これを設定するには[VRCONレジスタ(9FH)]の設定が必要です(この実験は[PIC-19]の続き)。例 後ろの4bitを0010(2)にして出力端子(RA2)をテスターで調べると0.4V
1110(14)にすると出力端子2.9Vが出て来ました。
計算では([3-0]の数字/24)xVddとなっている。
(14/24)X5=2.9(V)
(2/24)X5=0.4(V)でそれぞれ計算どおりの電圧が端子に出ていました(テスターで確認)。コンパレータに接続してあるのでLEDが2.9Vで点灯、0.4Vでは消灯でした。COMCONのBit5をsetするとinverted出来て、点灯の手順を逆にすることが出来ます(始めは点灯1.6V以上は消灯)。
この場合[1]が0.2Vに相当するようです。15まで設定出来るので3.0Vまで0.2V単位で設定出来ます。
Low rangeだと(Bit5を[0]にする)+1.25Vから細かく設定出来ます。
Vddの1/4(1.25)+([3-0]の数字/32)xVddとなっています。[詳しくはマニアルを見て下さい。]2007/APR/12
BEGIN call PORT_INI ;Initialize Port movlw 0x05 ;select 1 comparator movwf CMCON call WAIT ;over 10uS; Power-ON PA2=Vref select=High range で次のコマンドを追加した。BSF STATUS,RP0 ;Bank 1 movlw B'11100010' movwf VRCON ;Vref set BCF STATUS,RP0 ;Bank 0VRCONの設定で、後ろ4bitを変更すると色々な電圧が設定出来ます。
実験では0.4Vから2.9VまでRA2端子に出てきた。これにコンパレータが接続されているのでRA1端子の判定が出来ます。
4bitでは荒っぽいですがA/D変換も可能ですね。最も16F819を使った方が10Bit分解が出来るので、A/D変換としては出番はありません!
終わったら節電の為POWER OFFさせます(ゼロを書き込む)。
もどる [MAIN MENU]