赤外線受光素子
手元の赤外線受光素子は一つしかないので、あれこれやりくりするのは面倒です、秋葉原へ行った時秋月電子で購入して来ました。[赤外線リモコン受信モジュール PARA社製 PL-IRM0208-A538]
この時うっかり忘れ赤外線LEDの購入はして来ませんでした、これが後で悲劇になったのです。作動させると相性が悪く、感度が低下し手持ちの物に比べ約半分程度しか飛びません、アレー・・・。
あわてて赤外線受光素子のカタログを見ると動作は920nm(赤外線の波長)らしい(この時見た物には記載が無い)、一方赤外線LEDは800nmであった。
古いリモコンが壊れた物を使っても同じでした、どうも規格違いのリモコン素子を購入してしまったようです(この時はそう思った)。
市販されているリモコンを地元のお店で色々のぞいて来ました。大体白色というか無色のLEDが外に出ているので細かい点は分かりません。だいたい途中でFormatを変えるということはないので「新しい用途として、920nmの物が出て来た」と思います。
考え方によっては「新しい物を買ってしまった」ともいえます、赤外線関連も種類が色々あるとは知りませんでした(こまったー!)。
(右へつづく)
[反射型フォトセンサ/RPR-220 より]
項 目 | 値 | 参 考 |
赤外線ダイオード | 1.34V/1.6Vmax | If=50mA |
同 | 1MHz 940nm | If=50mA ピーク発光波長 |
フォトトランジスタ Ic | 0.3mA | Vce2V/If=10mA |
同 | 0.1V/0.3Vmax | CE間 飽和電圧 |
同 | 800nm | 最大感度 |
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実は870nmのLEDを購入して来ました。これは初めから意識して買ったわけではありません「たまたま家で規格を見たらそうなっていた」という代物です(我ながら、雑だなー!)、後でこれを使った物を実験をしたいと思います。これも大して変りませんでした。
反射式赤外線モジュール
その前に、赤外線の「反射を捕らえる素子」があるのをここに並べておかないと説明がおかしくなるので、簡単に紹介しておきます。
この素子は「紙に黒マジックで道を書き、その通り虫(動く物)を走らせて遊ぶ」センサに使われている物で、赤外線LEDとフオト・トランジスタが組み合わさった反射型センサです。
全てがそうだとはいえませんが、ある規格を見ると赤外線LEDの特性は800nmでフオト・トランジスタが940nmとなっていました。かなりラフでこの辺は適当に動作する物と思っていました。
従って「変調周波数を38KHzあたりで抑えれば作動するのではないか」と思い込んでいました。 というかこの辺が、赤外線リモコンの常識範囲でした それが今回OVERしていたので驚いたわけです。
大きさの違い!
その後受信モジュールの大きさに気が付きました、今回購入したのは小さいのです。もしかして、これって「光を集めるレンズが小さい」から感度が悪いのかも知れないと思いました。
次は何時秋葉原へ行くか分かりませんが、次回はその辺のことを考えて購入したいと思います。(2007/2/21)
現在の事を並べておくと
★ 5V470Ωでドライブした赤外線LEDでは、小さい受光モジュールで約70cmから1.5m、大きいモジュールでは3m前後でした。少し効率の良いLEDがあって、それを使うと距離は伸びる。
★ LEDの電流を増加させると一段と飛びます(距離は未調査)。ダイオードは端子電圧1.35V-1.5V程度で大体同じ傾向です、赤色LEDは1.8Vとやや電圧が上がって来ます(比較の為)。
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