PIC 11:赤外線コントロールB 受信部の実験その2


 [赤外線コントロール]をしていました、その後の実験です。

 念の為セラロックを外してみました。つまり内部発振の8MHz(16F819は6MHz発振がない為)動作です、これでも動作しました。調子に乗って4MHzにトライすると何故かこの周波数ではだめでした、周波数が低くなり処理が外れてしまうのかも知れません。
 実験的には面白いですが実用的にはだめかも知れません。セラロックのような正確な発振でないと不安定です。この辺は電圧や温度・ICによって変るので再現性は低いでしょう。(2007/2/8)

実験は続く!
 結局サンプルプログラムは大きな問題があることが解りました。送信プログラムのループでbit0の場合、最大で614サイクル掛かっていました。
 これを正確に600μSで調べていては誤差が大きく作動しないのではないか、多少の補正は出来ても対応出来ないかも知れない。
 たまたま作動するペアの物が出来ても、誰かが新たに作ろうとしても「相性が悪く作動しない」ということになる。この辺を直すにはプログラムのかなりの部分に手を突っ込まないとだめなようで、少し時間が掛かりそうです。(右へつづく)
 結局送信部が悪いのか、受信部が悪いのかごたごたするのでFormatがいい加減では動作チエックもおよそになり、しっかりした動作は期待出来ない。
 このさい、面倒でもしっかり決める事が必要と思いました。(2007/2/10)

 当初セラロック発振から内部発振の8MHzに変更して実験したら動作した、次に4MHzにしたら作動しなかったのでその時は止めてしまった。
 その後「タイミングが悪いのだろう」と細かく調整してみたら作動した。そして2MHz・1MHz・0.5MHzまで調整すると作動しましたが、その下の0.25MHzではだめでした。
 細かい調整が対応してない為と思うが、かなり周波数を下げても動作したのには驚きました。そのまま使えるか・安定度はどうか、など気になるところです・・・。
 消費エネルギはどんどん低下しているはずで、ある面では面白いです。(2007/2/20)
赤外線受光素子
 手元の赤外線受光素子は一つしかないので、あれこれやりくりするのは面倒です、秋葉原へ行った時秋月電子で購入して来ました。[赤外線リモコン受信モジュール PARA社製 PL-IRM0208-A538]

 この時うっかり忘れ赤外線LEDの購入はして来ませんでした、これが後で悲劇になったのです。作動させると相性が悪く、感度が低下し手持ちの物に比べ約半分程度しか飛びません、アレー・・・。

 あわてて赤外線受光素子のカタログを見ると動作は920nm(赤外線の波長)らしい(この時見た物には記載が無い)、一方赤外線LEDは800nmであった。
 古いリモコンが壊れた物を使っても同じでした、どうも規格違いのリモコン素子を購入してしまったようです(この時はそう思った)。

 市販されているリモコンを地元のお店で色々のぞいて来ました。大体白色というか無色のLEDが外に出ているので細かい点は分かりません。だいたい途中でFormatを変えるということはないので「新しい用途として、920nmの物が出て来た」と思います。
 考え方によっては「新しい物を買ってしまった」ともいえます、赤外線関連も種類が色々あるとは知りませんでした(こまったー!)。
 (右へつづく)
[反射型フォトセンサ/RPR-220 より]
項 目参 考
赤外線ダイオード1.34V/1.6VmaxIf=50mA
同 1MHz
940nm
If=50mA
ピーク発光波長
フォトトランジスタ
Ic
0.3mAVce2V/If=10mA
同 0.1V/0.3VmaxCE間 飽和電圧
同 800nm最大感度
 実は870nmのLEDを購入して来ました。これは初めから意識して買ったわけではありません「たまたま家で規格を見たらそうなっていた」という代物です(我ながら、雑だなー!)、後でこれを使った物を実験をしたいと思います。これも大して変りませんでした。

反射式赤外線モジュール
 その前に、赤外線の「反射を捕らえる素子」があるのをここに並べておかないと説明がおかしくなるので、簡単に紹介しておきます。

 この素子は「紙に黒マジックで道を書き、その通り虫(動く物)を走らせて遊ぶ」センサに使われている物で、赤外線LEDとフオト・トランジスタが組み合わさった反射型センサです。

 全てがそうだとはいえませんが、ある規格を見ると赤外線LEDの特性は800nmでフオト・トランジスタが940nmとなっていました。かなりラフでこの辺は適当に動作する物と思っていました。
 従って「変調周波数を38KHzあたりで抑えれば作動するのではないか」と思い込んでいました。
 というかこの辺が、赤外線リモコンの常識範囲でした それが今回OVERしていたので驚いたわけです。

大きさの違い!
 その後受信モジュールの大きさに気が付きました、今回購入したのは小さいのです。もしかして、これって「光を集めるレンズが小さい」から感度が悪いのかも知れないと思いました。
 次は何時秋葉原へ行くか分かりませんが、次回はその辺のことを考えて購入したいと思います。(2007/2/21)

 現在の事を並べておくと
★ 5V470Ωでドライブした赤外線LEDでは、小さい受光モジュールで約70cmから1.5m、大きいモジュールでは3m前後でした。少し効率の良いLEDがあって、それを使うと距離は伸びる。
★ LEDの電流を増加させると一段と飛びます(距離は未調査)。ダイオードは端子電圧1.35V-1.5V程度で大体同じ傾向です、赤色LEDは1.8Vとやや電圧が上がって来ます(比較の為)。

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