PIC 10:KEYのコントロール


KEYのコントロール
KEY関連  今年になってから赤外線リモコンの実験をして来ましたが、この中で一番手間取ったのはスイッチのチャッタリング処理です[Eの写真にあるSWを見て下さい]。

 スイッチにはメカ式(タクトスイッチ)と抵抗式(?)があって最近のキーボードは全て導電ゴムと基板の組み合わせでスイッチを構成し、押しても0Ωとならず数百Ω残る物を使っています。これでICの方は[L]と判断出来ます。

 このスイッチはTVのリモコンなどほとんどそうなっています、おそらくこの方式がベストだからでしょう。一方アマチュアは専用に作れないので安価なメカニカルなKEYを使っています、私もこのメカ式のSWを使って接触不用のトラブルに当初から攻められました。

 基本的には
 スイッチDATAを読んで「チャッタリングの終わった頃を見計らって、処理を終わす」作業をします。
 しかしチャッタリングが多く、この処理がなかなか上手く行かないのです。
 これはあちこちの本などに書かれてどなたでもご存知の処理方法です、これを実行しても完全ではありません時折、スイッチを押しても反応しない時がありました。
 結局、よく言われる「電流を流せば少し防げる」ということで電流を流す事にしました。これも戦果としてはやや良い程度で、時折止まるのは防げませんでした。
 やはりスイッチが悪い!
 色々やってみましたが「多少の改善はする」程度です。念の為導電ゴム式SWと交換してみるとばっちり動作しました。早い話メカ式スイッチが悪い(向いていない)のです。
 このスイッチが売ってない(見つからない!)ので使えません、以前手にした物が少し残っている程度です。

 仕方なくスイッチに10KΩの抵抗を入れプルアップして見ました、幾分良い程度で決定打ではありません([6:の回路図]に、調子の悪いSWだけ10KΩを追加した)。
 待ち時間を少し多めに入れ出来るだけ緩和しています、メカ式のSW(タクトスイッチ)の悪い物を取り去ってお茶を濁している状態です(古くなるとぶり返すかも!)。根本的な解決ではありませんが仕方がありません・・・。
 スイッチを押した時ビープ音を入れました
 前と重なりますが、[9:のビープ音]をいれ、スイッチを押すたびに音出しをさせてみました、これは無くても良いのですが、動作が確認出来ます。

 IC動作はSLEEP動作をさせ節電をさせています。スイッチを押すと動作を開始しKEY-DATAの信号を送信し、キーが押されていれば離れるのを待って、再びSLEEPに入ります。
 これでリモコン動作中以外はエネルギ消費はほとんど無い状態です。製作中に「送信が悪いのか受信が悪いのか」迷いましたので、念の為もう一台作ろうとavrで受信部を作りました。

 この時分かったのは、送信部分が長い部分ではループの関係で614μSec(Bit)になることが分かりました、受信は600μSecで処理をしようとしたらエラが発生し困りました。
 そこで、送信部のタイミングは出来るだけ600μSecで送信すべく変更しました。
 単にこれだけではなくフォマットも問題があって、そこまでいじると面倒なので今回はこの程度にしました。改善は今後の宿題にしたいと思います。  
 2007/FEB/21 

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