PIC 05:赤外線コントロール@


赤外線コントロールのフォマット
 以前からリモコンを作りたいと思っていましたが形式が解かりませんでした。先日、知り合いの方に「フォマット」を教えてもらいそれを参考に作ることにしました。
 基本は面倒なので同じにしました、特殊にすればオリジナルになるのですがこれで動いてから変更したいと思います(動けばこれでも良いのかなー)。

基板

 形は図のように1Bitが600μS、一つの山が13μSのON-OFF信号です。全体は次のように8Bit+16Bit+16Bitの合計40Bit構成です。

手持ちの材料を利用する!
 赤外線受光素子は以前購入した物で少し古く「常時2mA」程度流れます。今の物は消費電流は1mA近くだそうでそのうち手に入れたいと思います。動作はデジタル動作なのでIC化され外付け部品は不用でICに直結と簡単です。
 信号が入ると負論理で[L]動作します。
 感度もかなり高く、光軸が合えば5mは飛びます。ただ直射日光が当たるところはだめで、すりガラスでもかなり赤外線は通り感度は低下しました。

周波数は38KHz前後です
 これはセンサーIC(赤外線受光素子)を使う関係で決まってしまいます、カタログを見ると何種類か売られていますが私たちはTVなどで使われる38KHz前後のものが手に入りやすいです。
 動作ですが多少の変更はかまわないと思います、周波数の±3KHz程度でしょうか。幅はICの規格では600μSとなっています。

 PICを使えば周波数は適当に合わせられます、消費電流の関係で送信には4MHzのセラロック、受信には10MHzで試したのですがどうも動作不安定で、周波数を約半分の6MHzのセラロックにしました。
 これでだいぶ落ち着いている感じです。ソフトはタイマーの数字合わせ程度の変更です。

LEDは赤外線用
 最大で40Bitの内22Bit(13.2mS)しか送信しません。終了で更に0.3秒待ちますから送信全体で見ると「5%以下」しか発光していません。
 発光時間が少ないので「オーバードライブをさせ、発光光度を上げて遠くまで飛ばそう!」ということです。当初は5Vで作り動作が確認出来てから「3Vの乾電池」で使おうと思っています。

 最近は技術の進歩が早いので3年程度で発光効率も変って来ます、安いからとたくさん買うともっと安くて高性能の物が出て来ることがあります。
 逆に考えると古くなったものは思い切った処分が必要になって来ます。

 念の為普通の赤色LEDをチエック用に並列に付けていますが、これを受光素子に近づけて見ると反応しました。
 但し、10cmとほとんど飛びません(回り込みを防ぐ為赤外線LEDはこの時外した)。専用の赤外線LEDは3mは飛ぶ(実験中)ので使い道は限定されますが、何かに使えるかも知れません・・・?

赤外線リモコンのフォマット
手 順BIT動作の説明
 1] 8Bit送信"0"+"0"+"0"+"0"+"0"+"0"+"0"+"0" と8回 ゼロは発光させない、時間だけ経過する。
連続送信をする時休みを入れる為
 2] 16Bit送信 "1" スタートビット
C2+C1+C0 デバイスコード
"0"+"1" スタートビット
D4+D3+D2+D1+D0 のスイッチ
"1" ストップビット
"0"+"0"+"0"+"0" と4回
幅は600μS
'000'は使わない。
2Bit
Max32Keys
この回の終了
"0"のスペース
 3] 16Bit送信[2]をもう一度再送する。 確認用で誤差を減らす為

 2007/JAN/28 


双方向の通信へ
 これでSW情報が遅れることが解りました。これを応用して、Formatを変更すればDATAも送れそうです、慣れてからDATAの送受も試してみたいです。
 内部電圧とか温度等の簡単な情報を赤外線で受け取り、チエックしてからコントロールが出来そうです。(2006/2/8)


[もどる]もどる  [MAIN MENU

inserted by FC2 system