リモコン TOSHIBA TV (作業中)


(TOSHIBA部分は下にあります)

シャープTVのリモコンフォマット

 関連として以前のアナログTVの時のリモコンが出て来ましたので「赤外線DATAのフォマット」を調べて見ました。

[TVのリモコンフォマット]
☆送信は3つのグループ[A.B.A]に分かれている。初めのAと終わりのAは同じ。
 A+45mSecの待ち+B+43mSecの待ち+Aとなっている。
☆Aの部分、初めの1bitは[1]で4bit+4bit+4bit+2bit+S(Stop bit)で15bit+である。
 初めの4bitはテレビとかビデオなどの識別番号の様です。
 次の 4bitはテレビの場合チヤンネルに使っている様です。
 次の 4bitは不明。
 2bitは[10]になっている(理由は不明)。これにstop bitが付く。
☆初めの1bit+4bitは変更なしで次の10bitが意味がある様でBグループではこの10bitが逆になっている。
 つまり[1-0又は0-1]とbitが逆になる。
☆bit0は東芝の場合0.64mSecのHと0.48mSecのLだった:bit1は0.64mSecのHと1.574mSecのL
 シャープは0が0.42mSecのHと0.68mSecのL     :  は0.42mSecのHと1.68 mSecのLと微妙に異なる。
☆キャリアは同じで38.5KHz位を使う。
☆サンプル [電源ボタン]
A  10000011  0100010s +45mSec
B  10000100  1011101s +43mSec
A  10000011  0100010s  s=0bit
 上記を1bitづつ送信する。
[参 考  (調べただけで動作の確認などしていません)]
[全てAグループのDATAです。]
CH+   のAグループは	10000100  0100010s (Stop bit)
CH-    	"	10000010  0100010s
1CH    	"	10000100  0000010s
12CH    	"	10000001  1000010s
画面表示 "		10000110  1100010s
Menu     "		10000001  0001110s
音量大	 "		10000001  0100010s
音量小	 "		10000101  0100010s
ビデオ再生	"	11000010  0010010s
ビデオ停止	"	11000111  0010010s
ビデオ巻き戻し	"	11000110  0010010s
ビデオ早送り	"	11000100  0010010s
録画		"	11000000  1010010s
*アナログTV用で[d]ボタンなど有りませんが、それ以外のコマンドはデジタルTVで動作しました。
*これには[Aグループ]しか入れてませんが、電源ボタンを参考にBグループを考えて下さい。

(2013/1/1) 


東芝TVのリモコン用

 前に「OLYMPUS Camera用リモコン」の実験をしました。フォマットを調べていると、なんと東芝のTVのリモコンと同じです。ただ「メーカーの識別信号」だけです。
 で、OLYMPUS Camera用リモコンの「メーカーの識別信号を変更し、コマンドを入れる」と我が家のTVはちゃんと反応しました。
 「電源のON-OFF」のコマンドをICに書き込み、実験していた「オリンパスのリモコン」に差し替えるとTVをON-OFFさせる事が出来たのです。

[ フォマットは! ]

リモコン波形

 およそは分かっていたのですが、まず初めに「赤外線リモコンのフォマット」を調べました。TV関係は「NEC式」のリモコンが多くの会社で使われています(詳細はWebに出ているので略す、手持ちの古いシャープのTVリモコンはタイミングが異なっているので全て同じとはいえません)。
 調査は手元のリモコンをオシロで波形調査をしました。当初から「リモコンのコピーをする」つもりはありません(市販の物を購入した方が安い!)。ただボタン5個ぐらいで最低のボタンを使ってコントロールしようという物です。

 考えたのはリモコンとして「電源SW」・「チャンネルのUP-DOWUN」・天気用を見る「dボタン」・ちょこっとメモするのに便利な「画面静止」をコントロールする程度で良いかなー、と思いました。
 あまり操作ボタンが増えると作るのが面倒になるのと、市販のコントローラーと変わらなくなってしまう為です。

 調査中におかしなコマンドを発見!「ボタンを押していると連続的にパルスが出る」事です。95mSec後にもう一度Stop系の信号が出ています。これってなんだ…。
 コントロールコマンドでは無く、終了コマンドの様です。95+9.2+2.0+0.1で合計 106.3mSecです。これは何の為に出しているのか後で考えることにします。

 写真は1回おまけパルスが出ています。そのまま押し続けると何度でも出る様で、30回(4秒程度)まで調べました。
 結果は同じ信号の羅列で「コントロール信号は初めの一度だけ」でした。


[ 基本的なフォマット ]

フオマット 1] 9.0mSecのON-OFF信号
2] 4.4mSecの待ち時間
3] 32BitのDATA+Stop bit
 0=640uSecのON-OFF信号+480uSecの待ち信号
 1=640uSecのON-OFF信号+1600uSecの待ち信号
 Stop bitは0or1の信号(どちらでも結果は同じ)
4] 39mSecの待ち時間
5] 9.2mSecのON-OFF信号
6] 2.0mSecの待ち時間
7] Stop bitは0or1の信号(どちらでも結果は同じ)
参考
[オリンパスカメラのシヤッターコマンド:32bit]

1] 0b01100001=0x61
2] 0b11011100=0xDC
3] 0b10000000=0x80
4] 0b01111111=0x7F

 1].2]はメーカーの識別信号、3]がコマンド、4]は3の逆になっている[0.1.1.0.0....の順で送信する]。

[ 赤外線の周波数 ]

 周波数は38.5KHz辺りで、これはデジタルのスイッチングでOKです。26uSecになるので13+13uSecのON-OFF信号を作ります。

 この辺の周波数はTV・ビデオ・エヤコンなどのリモコンに多数使われ、そこで使われるデバイスは安価に手に入ります。

[ 東芝TVのコマンド ]

東芝TVのコマンド [電源] 00000010=0x02
11111101=0xFD
01001000=0x48
10110111=0xb7
[d] 11000010=0xC2
00111101=0x3D
00101000=0x28
11010111=0xD7
[CH +] 00000010=0x02
11111101=0xFD
11011000=0xD8
00100111=0x27
[CH -] 00000010=0x02
11111101=0xFD
11111000=0xF8
00000111=0x07
[静止] 00000010=0x02
11111101=0xFD
00001010=0x0A
11110101=0xF5
[1 CH]
当地では NHK-1
00000010=0x02
11111101=0xFD
10000000=0x80
01111111=0x7F

# [d]コマンドは少しコマンドが異なります(メーカー設定:機種?)。
# 但し、このコマンドで東芝のTVが全て動くとは限りません。
# CHは赤文字の所で指定している様です(0100=2 Channel)。
# オリンパス同様 3] 4]は逆の関係です。

 識別信号は東芝の場合「0x02と0xFD」です、但し前記の様に[d]コマンドは異なります。

作成 [2012/12/26] 


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