avr 123:Mikro C PRO PIC 2009 AVR


 最近PICをやっています、mikro C ProのPIC版を使い始め結構便利です。MikroElektronika社にはCのAVR版もあるので早速ダウンロードしてインストールしました。
 こちらもPro 2009になっており、画面構成やデザインもほとんど同じです。もしかしてSoftも共通かも知れないと思い期待したところ、使い方もほとんど同じでした。PIC Cの「アイコンが赤」に対しAVRの「アイコンは緑」位の差です。

[画面]

 ICの設定が少し異なりますが主なプログラムは共通で使えそうです。これって新しく覚える事が少なく便利で、これってユーザーにとってメリットです。

 PICの12F/16F等はマルチコマンドが無いので、X÷などが入るとSOFT処理されるので「あれっー」と思うほどメモリを食って直ぐ1KBに達してしまい「メインプログラムが短くなる」という制限が掛って来ます。

 この点AVRのローエンド、ATtiny2313は(あるお店で1個100円:2009/7)マルチコマンドを含みメモリ消費が 少なく面白いです。
 スピードも4/8MHzの内臓RC発振が使え、PICの4クロック動作に対し1クロックで単純プログラムは動作するのでAVRは速い処理が期待出来ます。

 ただメーカー出荷の1MHz動作(8MHz発振で1/8動作になっている)3V25℃の設定なので、ほかの5V動作ではどうなのでしよう、もしかして再調整が必要なのでしょうか!
 この点、PICは低い周波数で発振させそれを使っているので電圧を変えても周波数はほとんど変わりません。必要によって使い分けも必要でしょうか。

Download mikroC PRO for AVR 2009 [12.4MB] (North America mirror) 
       (current build 1.45)
     Having trouble downloading? Try our download mirror. (Europe mirror)
     Note: in Demo version, hex output is limited to 2k of program words. 
とデモ版は2Kワードまでのリミットです。2009/7/2


[ I/Oの設定は逆 ]

 PICは1がINPUTで0がOUTPUTですが、AVRは逆で1がOUTPUTで0がINPUTです。これは少し混乱しそうです。
 細かい設定はかなり異なるので、そのままの移植は出来ませんがライブラリは同じ使い方なので、意外と他のものより使いやすいかも知れません。使用メモリーを使ってもなるべくライブラリーを使うようにすれば今後Cとの付き合いも続くかもしれません。

[ 競争相手は ]

 AVRで有名なCは[GCCコンパイラ]です、このSoftはフリーで使用制限は無いようで魅力的です。
 ICの設定や動かし方はかなり細かく設定する必要があります。
 先輩のサンプルプログラムを見ると、その多さはうんざりするほど多く見るのがつらい。

 プログラムでは「フラッグをチェックしてループを抜ける」ような簡単な物は自動で動いて欲しいものです。どちらのコンパイラーが良いか、使わないとなんとも言えません(一長一短がありますね)。

 私は以前秋月電子のAVRの書き込み器を使っていましたが、新しいavrに対応してないので主に小形なデジットのUSBライター(AVRWRT Ver1.2.2)を使っています。他にも書き込み器はあるのですが出すのが大きく面倒(最近あまり使ってない為)です。


[ サンプル ]

 上の画面は、LEDの点滅をさせるのとSound出し(電子オルゴール風)です。PICだと1KB近いのですが、AVR(ATtiny2313)では半分ほどメモリが残っています(内部で割り算をしている)。
 メモリがあまっている時など、音出しなんかに使えそうです。

 2313は20MHzのICを使っています。発振はRCの4MHzですがNI-MH電池の2.4Vでも音が出ます、もちろん1.5Vでは動作しません(念の為)。

2009/7/3


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