AVR 113 :LEDドライブにTRを使わないA
アノードコモンのLEDを使う


新しいavrならLEDも直接扱える!

 前回は[カソードコモンのLEDを使う]を少し考えたのですが、桁数が少ない場合は作動しますが3/4桁と増えると輝度が低下します。電流が3mAしか流し出せないのでドライブ不足状態です。
 AT90S1200/2313等古いタイプのavrでは限界があります、この点最近発表されている物(Megaシリーズなど)はI/Oドライブ電流が大きく改善されています。

 そこで手軽に実験出来るTiny26で試して見ました、このICは比較的新しく開発された物で秋月電子通商でも扱っています。
 これで作った電圧計を使い出力を逆にひっくり返して作動させた所、直接結線でトランジスタでドライブさせた通常のものとほとんど同じ明るさでLEDを作動させる事が出来ました。

 LED3-4桁動作ではトランジスタ不要で動作します、ソース・シンクどちらも同様に動作するのでアノード・カソードコモン両LEDで動作が可能です。手持ちにアノード・コモンの物が少しあるので今後はこれを使おうと思っています。(トランジスタの価格は安いので使っても気になりませんが?)

I/O端子は改善されている!

 特性をカタログで調べるとAT90S1200/2313など古いavrの仲間はソース電流が0.5V程度で約3mA(1Vで3mA/1.5Vで9mA/2Vで12mA/2.5Vで14mA/内部抵抗は約180Ωと見なせる)、シンク電流(流し込み)は約20mA扱えます。
 Megaシリーズ・Tiny26ではソース・シンクともI/Oが強化され何れも20mAまで扱えます。
 AT90S4433(mega8に移行中)はシンク電流は30mAソース電流は12mAでした(メーカーの資料より)。
 古いタイプのavrはソース電流が小さく扱い難い様です、これに対し新しいavrはI/O関係が大幅に改善されています。
 と、いってもガンガン電流を流す時代では有りませんが、アマチュアにとってはLEDは手頃なデバイスです。この辺の事は知っている方も多いかも知れませんが・・・。


 最近高輝度のLEDが出ています、低電流で明るく光る物(1mAでも使える)があり従来不可能だった使い方が可能になっています、更に使い道も広がっています。

 2004/OCT/19 


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