AVR 108 :Tiny26用の差し込み


Tiny26用の差し込み

アダプタ  最近、Tiny26を時折使います、このデバイスは10Bit A/Dが付いて何かと便利です、AT90S1200/2313の代用として今後使う回数も増えると思います、手元ではスタータキット500で書込んでいますが一々コードを差し込んで使っています、これって結構面倒です(毎回確認する必要がある)。
 パラレルにする事も無くシリアルプログラミング(ISP)をしていますが、これでもまだコードの設定2ヶ所あって面倒です、そこで一回で済む様に差し込みを作りました。

 10Pinのソケット2つ付けています(その内の4つのピンしか使っていません)。
 これでコードの差し込ミスは無くなり手順もす早く出来る様になりました。
ラッチング・リレーの実験

 先日ラッチングリレーが売っていたので購入しました、ARA220A12という松下製(NAiS)12V2巻線型のリレー(周波数は1GHz)です。

 このリレーは「作動させるにはコイルに短いパルスを送って作動させます」、解除するには「別のコイルにパルスを送って接点を逆にする」という仕組みです。早い話公園にあるシーソーの様な感じです。

 どの程度のパルス幅で動作するのか資料が無かったのでパルスを送って試して見ました。とりあえず手動でコイルに電圧12Vを加えると「カチ!」と音がして作動します、片方にも加えるとこちらも音がして作動しました。

 次にavrで100mSのバルスを作って送ってやると作動しました、念の為500mSまで増加しましたが同じです、逆に10mSまで順に減らして試すとなんと10mSでも作動しました。
 動作が気になるので結局[50mS]で使う事にしました。

 特徴は作動させる時エネルギーが必要ですが後はそのままの状態をメカ的に維持するので省エネです。
 欠点は動作させるのに2回路必要、パルス信号も必要でMCUを使ってコントロールする必要があります。幸avrで簡単にこのバルスが出せるのでこのラッチングタイプのリレーは手軽に使えます。

 ただ、コントロールが12Vになるのでインターフェイス用としてTRが必要です(電流も12mA程度と流れないので小形なトランジスタで十分です)。
 小形なリレーなので「アマチュア無線にはQRPの5W程度しか扱えない」かも知れません。メーカーの用途例として測定器のATTとなっていました。

 複数のリレーをコントロールするにはトランジスタ・アレーを使うと便利です。
 東芝のTD-62083は8回路・0.4Aと余裕があり過ぎですが保護ダイオードの外付け不要、入力抵抗(2.7K ohm)も内臓され秋月電子通商で100円で扱っています。
 同じ様なICは他社でもあるのですが売ってないことが多い。SpragueのULN2003等のトランジスタ・アレーで回路的には東芝のTD-62083とほぼ同じです、米国での使用として2nd品として出回っているのだと思います。(50V-500mA-1.0Weach)

 2004/JUL/26 


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