ラジエータが短くてすむ!
Micro Vert Aantenna (from CQ 2004/12)


 このアンテナはDL7PE氏が発明した物です。CQ誌2004年12月号にJA1SCW 日下氏が発表(全体の構成や計算式など詳しい)、2005年2月号にJH1JEJ 冨田氏が7MHzでの製作実例を発表された物です。
 マイクロソフトのExcel上の計算例が出ていたのですが、Wab上では使用出来なかったので移植版を作ってみました(2005/1/23)。

 CQ誌には色々なノウハウが記載されています、読まないと、細かい所が解らないかも知れません。

 実際には計算通りに行かないと思います。あくまで数値は参考で「この前後で調整が出来る!」ということだと思います。そのつもりで計算して下さい。
 Antenna
[高い周波数ではCの計算が出来ません(50MHz程度まで)、後はスケールダウンをさせて対応させます。]
 ここでラジエータ(アルミパイプ@・A)の長さ・コイルのインダクターや線材の選択・カウンタポイズの長さ計算ができます。

グレーの枠内のDATAを変更して下さい。(とりあえず[ Enter ]を押すとサンプルDATAが出る)

周波数?(60MHz以下で) ラジエータの長さ?(m)(推奨値 @+A)
パイプ@の長さ?(Long m) パイプ@の太さ?(φ m)C=
パイプAの長さ?(Long m) パイプAの太さ?(φ m)C=
計算実行/Enter パイプ@+AのC
カウンタポイズの算出(m)
(同軸ケーブルの長さ)
 コイルの算出(μH)
C@で共振する周波数 C@+CA*1.5で共振
コイルの直径 CR?(mm)コイルの横幅 CL?(mm) 
そのコイルの巻数は線の太さは(mm)線長
コイル?(μH)Enter コイル3個のDATAを入れる

[ アンテナを設計する場合のヒント ]

★初めに数字が入っている所を修正して、[計算実行]ボタンを押して下さい。
★ラジエータの長さはパイプ@とAの合計になります[ラジエータは長い方が帯域幅は広がる]。
 ラジエータの長さはおよそで、最終調整はAの長さを調節して周波数を合わせます(共振)。
★CQ誌2004/12月号でポイントが記載されています、詳細はそれをご覧下さい。
1.ラジエータの容量:周波数から上記の通り計算出来ます。
2.共振コイル   :CからLを計算します。
3.カウンタポイズ :長さも計算出来ます。
4.RFチョーク   :高周波的に分離する為、ここでのインピーダンスは使用周波数で50Ωの100倍の5KΩ以上を目標にします。

★初期設定の数字は雑誌2004年12月号/2005年2月号の物です、同じDATAになる様にしました。
 アンテナの製作・アンテナの設置など貴重なノウハウが出ているので雑誌をご覧下さい。
★巻数はスペースを考慮していませんので、少し細めの線を使わないと巻けません。

コイルの計算だけでも作動
★「使う線の太さを決めて」から横幅などを決めて下さい。
★線の太さは少し細めを使う、又は横幅が増える。
★計算は単なる巻数だけです。リード線などは想定していませんので、「線の長さは少し余裕をもって意」します。
★最終的には実測が必要です。


よく使う・塩化ビニールの水道管
 VP16は内径16mmで外形は19mm、VP20は内径20mmで外形26mm、VP25は内径25mmで外形は32mmです。

 アルミパイプは外形で表すが水道管は内径で表示されている。
(例、VP16の場合16mmのアルミパイプが入るが余裕は無く、入らない事も結構ある。この時は水道管をガスコンロであぶって軟らかくし、無理やり差込む手があるが慣れないと難しい。)

BY JA1HWO ----- 05/2/24 制作  


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